受賞番号:10E07010 受賞対象名: ハイビジョン液晶テレビ[ブラビア NX800シリーズ] 受賞企業名: ソニー株式会社 プロデューサ名: ソニー株式会社 コンスーマー・プロフェッショナル&デバイスグループ ホームエンタテインメント事業本部 ディレクター名: ソニー株式会社 クリエイティブセンター 松岡 文弥、菅野 竜太 デザイナー名: ソニー株式会社 クリエイティブセンター 久保田 裕己 |
NX800は映像を"観る"ことに集中させ華美な装飾を省いた「モノリシックデザイン」と、「LED」およびソニーならではの画質技術により更なる映像美を実現した大画面ハイビジョンテレビです。スポーツ等動きの激しいシーンも滑らかに再現する4倍速技術、深い黒を実現し輪郭のくっきりした鮮やかな映像が楽しめる「クリアブラックパネル」等の高画質機能、内蔵ワイヤレスLAN機能により、煩わしい配線をすることなく無線でインターネットに接続できより多様なコンテンツを高画質で楽しむことが可能です。またソニーのホームエンタテインメント機器に統一の「モノリシックデザイン」により研ぎ澄まされた佇まいでインテリアに溶け込みます
テレビとしての本来あるべき姿を追求しました。美しい映像を引き立てる為、華美な装飾を極力排し素材の持つ美しさを際立たせること。目指したのは「究極に研ぎ澄まされた美しい1枚の板」でした。主張しすぎないミニマムなデザインはどんな空間にも調和します。
技術の進歩はテレビの薄型化を可能にした。長年の夢であったためだろうか、世の中、薄さばかり気にしてデザインしている様に感じられる。今年度も各社、薄型シンプルでしのぎを削っている。その中においてブラビアのシルバーのブロックに板を突き立てた造形と考え方にはブレイクスルーがあり、他と一線を画すイノベイティブな発想が感じらた。ありがちなスタンドから脱却できたのは、モノリシックデザインというコンセプトを強く意識したからこそ、到達できたでのであろう。薄型へのあこがれの行き着くところは壁の一部にとけ込み、存在が消えてしまうことだ。ブラビアのデザインは,ある見方では、徹底的に空間にとけ込むデザインとも取れるが、逆に極めて彫刻的なモノとしての存在感も感じられる。溶け込んで無くなる前に、まだまだ造形的インパクトを醸し出せることをおしえてくれる。
また、素材の質感、作り込みも良く、造形コンセプト(原型)を崩すこと無く徹底的に維持し、最後までまとめきっているところが評価できる。
※ より詳しい情報は[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。
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