受賞番号：10B04050 受賞対象名： エアマルチプライアー［AMO1 エアマルチプライアー、AMO2 エアマルチプライアー、AMO3 エアマルチプライアー］ 受賞企業名： ダイソン株式会社 プロデューサ名： ディレクター名： ジェームズ ダイソン デザイナー名： ジェームズ ダイソン

エアマルチプライアーテクノロジーにより空気の流れをスムーズにし、不快な風のムラをなくしました。毎秒最大450ℓのスムーズで連続的な空気を噴射します。吸い込んだ空気は、ループ増幅器内にある円形開口部を通り加速します。さらに翼型傾斜の上を通って円形気流を生み出し、風向きを統制します。円形気流が空気を巻き込み、吸い込んだ空気の15~18倍の風量を生み出します。それぞれのモデルは使用空間に合わせAMO1の風量と比較しAMO2は30%増、AMO3は50%増の空気を送り出します。羽根がないため、安全で、お手入れが簡単。AMO1は風量調整はつまみで微調整が可能、AMO2/AMO3はリモコンで調整が可能です。

ダイソンのエンジニアは、気圧を正常に保つ空気に着目しました。ある一定の角度の傾斜で空気を加速させると10〜20倍に風量が増すことを発見しました。しかし、傾斜の角度が高すぎると気流速度(冷却）を妨げます。浅すぎると風量範囲に影響を与えます。何百もの流体力学実験を行い、正確な傾斜角度を確認した結果、円形気流が周囲の空気を巻き込み、吸い込んだ空気の15倍の風量を生み出すことが可能になりました。

まず第一に、世界一安全な扇風機を開発したこと。　毎年、世界中で扇風機に幼児が指を入れたりして事故が発生している。この扇風機では、まずその安全性を評価したい。羽根がないことにより、掃除が簡単であったり重心バランスが下部にあることで、安定性も抜群である。　ある意味、扇風機の「革命」ともいえる大胆で斬新な発想は、現代のエンジニアやデザイナーに刺激を与えてくれている。

※ より詳しい情報は[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。