展示内容
au design project
「au design project」は KDDI株式会社の携帯電話デザイン開発プロジェクトです。 2001年のスタート以来、 「 最先端テクノロジー」と 「美」とが高いレベルで結びついた携帯電話デザインを通じて、 人とモノ、 人と人との心豊かな関係を追求する活動を展開しています。 これまでに国内外のデザイナーとのコラボレーションにより「INFOBAR」 「W11K」「talby」「PENCK」「neon」 の5製品と数々の携帯電話コンセプトモデルを発表しています。今回の展覧会では「au design project」 の全製品と昨年発表した最新のコンセプトモデル3機種を展示いたします。
au design project／neonデザイナー：深澤直人
積み木のように純粋な直方体のかたまり。 思わず手で拭い続けたくなるような心地のよい角の適度なまるみ、 それを強調するつややかな光沢。 何も無いところに浮き上がるLED表示。 視覚と触覚の両方で心地よく感じる、 だれもが求めていた携帯電話の原形。
au design project／PENCK(2005年グッドデザイン賞受賞)
デザイナー：サイトウマコト
いつも一緒にいるペットのような携帯電話。
使わない時にもかわいい存在感がある携帯電話。
できるだけデザイン的でないものでありながら未来感を感じる携帯電話。
au design project／talby(2004年グッドデザイン賞受賞)
デザイナー：マーク・ニューソン
talbyはシンプルでクリーン、 そしてモダン。 とうの昔にデザインされていてよかった携帯電話。 talbyには、 あなたが欲しいと思っているもの全てがあり、 余計なものは何もない。 極めてスリムでポケットに入れるにも首から提げるにも最適。 取り出すときに決してまごつくことはない！
au design project／W11Kデザイナー：深澤直人
これは角ばった携帯電話ではない。 丸いかたちを多面にそぎ落としたかたち。 丸みを帯びたかたちを面取りしたような、 表面は指に記憶される鈍角で交わる多面で構成されている。 それはまるでじゃがいもの皮を剥いたあとの水で感じるつるっとした心地よさに似ているかもしれない。
au design project／INFOBAR(2003年グッドデザイン賞受賞)
デザイナー：深澤直人
「ひとと同じものを持ちたい。 でも、 ひとと少し違うものがいい。」
INFOBARはそんな矛盾する欲求を満たす新しいデザインのプラットフォームだ。 大きな四角いキーは見やすくて、 しかも親指でメールが打ち易い。まるで板チョコのような、 薄くて手になじむINFOBAR。 それは個人を大切にした新しい情報機器の形かもしれない。
au design project／MEDIA SKIN(Prototype)デザイナー：吉岡徳仁
人は、 一日のうちどのくらいの時間、 携帯に触れているのでしょうか。
今最も人体に近いプロダクトは、 携帯なのかもしれません。
「MEDIA SKIN」は、 第2の皮膚のように人に優しく、 そして、 話す人が美しく引き立つようなフォルムと、 本物の質感を兼ね備えた、 身体と一体化するまったく新しい携帯です。
au design project／MACHINA(Prototype)デザイナー：坂井直樹 + 田村奈穂
機械美、 そして本物だけが持つ重厚感は、 いつも人を惹き付けてやまない。 そこにはナルシズムやエゴイズムという誰もが感じている、 ある優越感が潜む。 デジタルとは相反するマシンライクなパッケージを与えたら、 もっと愛着あるモノ、 人を誘惑することができるプロダクトになるのではないだろうか。
au design project／HEXAGON(Prototype) デザイナー：坂井直樹 + 田村奈穂
宝石や官能的な衣服、 ランジェリーや香水は機能という言葉では、 説明できない心理的な効果が潜んでいる。 テクノロジーが、 これからもっとエモーションに近づくとき、 工業製品であることを忘れさせるほど魅惑的な要素を纏う必要がある。 たとえば鏡を見ながら服やアクセサリーを選ぶように、 誘惑する相手を考えながら、 携帯電話も着替える時代が来るのではないだろうか。
グッドデザイン賞の受賞歴
総受賞数：16件
