受賞番号:07C02038 受賞対象名: セカンドライフ 受賞企業名: Linden Lab デザイナー名: Linden Lab Founder and CEO Philip Rosedale |
セカンドライフは3D仮想世界であり、そこでは参加する人々によって、さまざまなモノが創作され所有されている。2003年のサービス開始以来、拡大を続け、世界中で数百万人の人々が住人となっている。セカンドライフでは、多くの住人たちとの出会いや、さまざまな体験を得ることができ、体験を積むうちに、自宅やビジネスに最適な土地を得ることを望むようになる。また、住人が創作したモノの権利は、その住人が保有し、その創作物は売買することができる。セカンドライフでは、リンデンドル(仮想通貨)で、創作物の売買が行われており、リンデンドルは米ドルに換金ができる。
いまウェブ社会で最も勢いのあるコンテンツ「セカンドライフ」は世界で急激にユーザーを増やし、現在約980万人。日本でも相当数に達している。全世界の有名企業をはじめ政府系の組織の参加も多く、新しいウェブ仮想社会のスタンダードになっている。独自な3Dコンテンツ制作ツールを持ち、そこで作られるあらゆるものはその制作者自身に著作権があるなど、新しいウェブ社会の価値観を作り上げている。また仮想社会での通貨(リンデンドル)をリアルな通貨(ドル)に換金できることからウェブ社会とリアル社会をつなぐ仮想空間として今後の展開が期待されている。その先進性、コンテンツとしての完成度(デザイン性も含め)、グローバルな拡がりなどを総合的に評価した。 (中谷日出)
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