受賞番号:06A05030 受賞対象名: Power Line Sound System[パイオニア music tap] 受賞企業名: パイオニア株式会社 プロデューサ名: パイオニア株式会社 HBG事業企画部AV企画部 西川純一、一楽淳史 ディレクター名: パイオニアデザイン株式会社 2スタジオ 本間淳也 デザイナー名: パイオニアデザイン株式会社 2スタジオ 高橋 亘 |
「音楽が電源コンセントを通ってやってくる」なんて想像したことがありますか?PLCというテクノロジーが、あなたの音楽生活を変えようとしています。Music Tapとは音楽の蛇口の意味です。蛇口を捻ると水が溢れ出るように、この機器を家のどこかのコンセントに接続すれば、家中の電源ケーブルに音楽信号を通すことができます。そしてスピーカーを設置すれば、まさに家中の電源コンセントから音楽が溢れ出すのです。一日中、家の中を好きな音楽で溢れさせてください。コンセントにさすだけでOK。住み慣れた空間が、音楽によってより立体的な空間に変わります。そう、ホテルのラウンジやカフェのように。
電源コンセントの中に音楽信号を送ることができる技術を用いて、新しいオーディオのあり方を模索した。この仕組みにもっとも相応しいと思うユーザーを探すところからスタートし、デバイス主導でなく、ユーザーのベネフィット、ライフスタイルを最重視し、新しい価値観の創造に努めた。
「音楽の蛇口」の名が冠されたこの商品は、電源コンセントの中に音楽信号を送ることができるPLC技術を用い、新しいオーディオのあり方を提案した画期的なプロダクトである。工事もいらず、手持ちの機器を買い換えることなく、家のどこかのコンセントに接続するだけで、好きな時に好きな場所で音楽を楽しむことができる。上向きのスピーカーユニットも、拡がり感のある音場づくりに貢献しており、インターフェイスも、ボタン数を可能な限り減らし、ピクトを多様した分かり易いデザインとなっている。近づくだけで音楽がスタートするモーションセンサーの効果的な採用にも、手を触れることなく音楽を視聴できるユーザーへの配慮が感じられる。(副審査委員長 赤池 学)
※ より詳しい情報を[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。
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