グッドデザイン大賞選出にあたり受賞者の皆様へ
深澤 直人
2010年度グッドデザイン賞審査委員長
いよいよグッドデザイン大賞を選出する日が近づいてきました。
大賞はすでに決定されている15点の「ベスト15」のなかから一点が選ばれます。選出の方法は例年どおり、今年度のグッドデザイン賞を受賞された皆様と審査委員の投票によって決まります。
大賞の選出ができる限り公正におこなわれるために、投票の権利をお持ちの受賞者の方々は審査委員と同じ心構えで投票に臨んでほしいと思います。自らの企業を支援する気持ちより、むしろ“審査に携わる一人として”大賞に相応しいものを選んでほしいと思います。
大賞の選出が、グッドデザイン賞を受賞された1,110点の選出に加えてさらに吟味されなければならない点は、大賞が今年の時代背景の上に成り立っているもので、それが多大な努力の末に達成できた姿であり、技術的な飛躍や生活文化の向上、未来への示唆に富んだものでなければならないということであります。
大賞候補によって重点が置かれる評価のポイントが異なるだけに、相互の比較で簡単に選ぶことは難しいと思いますが、グッドデザイン賞の頂点に立つものは、あらゆる点で敬われる要素を備えていなければなりません。
グッドデザイン大賞は、平均以上のさまざまな質をクリヤーした上でさらに突出した特徴や価値を持つものに贈られるべきであると信じています。
交通アクセスはこちらをご覧ください
URL: http://www.tokyo-midtown.com/jp/access/index.html※グッドデザイン賞表彰状は、16:00より順次、担当審査委員よりお渡しいたします。
※大賞選出は、インターネット上でストリーミング配信を行います。
※当日、東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5階)では、グッドデザイン賞受賞対象を中心とした「GOOD DESIGN EXHIBITION 2010」を開催していますので、併せてご覧下さい。
グッドデザイン賞は、応募された対象ごとに下記の審査理念に基づいて審査をおこない、総合的な見地から確定します。審査は一次審査(書類審査)、二次審査(現品審査)、特別賞審査、大賞選出の4つの段階で実施されます。グッドデザイン大賞の選出は一連のグッドデザイン賞審査の経緯を踏まえて実施されるものです。
人間(HUMANITY) | もの・ことづくりを導く創発力としてのデザイン |
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本質(HONESTY) | 現代社会に対する洞察力としてのデザイン |
創造(INNOVATION) | 未来を切り開く構想力としてのデザイン |
魅力(ESTHETICS) | 豊かな生活文化を想起させる想像力としてのデザイン |
倫理(ETHICS) | 社会・環境をかたちづくる思考力としてのデザイン |
2010年度グッドデザイン大賞の候補15件はこちらからご覧ください。
2010年度グッドデザイン賞 ベスト15グッドデザイン大賞は、その年の全てのグッドデザイン賞受賞対象の中から、グッドデザイン賞審査委員およびグッドデザイン賞受賞者の投票により唯一選ばれる内閣総理大臣賞です。この賞は、その年のデザインの傾向を象徴する役割を担っています。
グッドデザイン大賞の候補は、各特別賞を決定する「特別賞審査会」にて選出した「グッドデザイン賞ベスト15」の15件とします。
「ベスト15」は、グッドデザイン賞受賞結果発表日に、グッドデザイン賞受賞対象と併せて発表します。
グッドデザイン大賞の選出は、その年の表彰式・大賞選出の日に下記の手順でおこないます。