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表彰式・大賞選出のご案内

グッドデザイン大賞選出にあたり受賞者の皆様へ
深澤 直人
2010年度グッドデザイン賞審査委員長

いよいよグッドデザイン大賞を選出する日が近づいてきました。
大賞はすでに決定されている15点の「ベスト15」のなかから一点が選ばれます。選出の方法は例年どおり、今年度のグッドデザイン賞を受賞された皆様と審査委員の投票によって決まります。
大賞の選出ができる限り公正におこなわれるために、投票の権利をお持ちの受賞者の方々は審査委員と同じ心構えで投票に臨んでほしいと思います。自らの企業を支援する気持ちより、むしろ“審査に携わる一人として”大賞に相応しいものを選んでほしいと思います。
大賞の選出が、グッドデザイン賞を受賞された1,110点の選出に加えてさらに吟味されなければならない点は、大賞が今年の時代背景の上に成り立っているもので、それが多大な努力の末に達成できた姿であり、技術的な飛躍や生活文化の向上、未来への示唆に富んだものでなければならないということであります。
大賞候補によって重点が置かれる評価のポイントが異なるだけに、相互の比較で簡単に選ぶことは難しいと思いますが、グッドデザイン賞の頂点に立つものは、あらゆる点で敬われる要素を備えていなければなりません。
グッドデザイン大賞は、平均以上のさまざまな質をクリヤーした上でさらに突出した特徴や価値を持つものに贈られるべきであると信じています。

2010年度グッドデザイン賞 表彰式・大賞選出

  • 日 時:
  • 2010年11月10日(水)14:00〜18:00


  • 主 催:
  • 公益財団法人日本デザイン振興会

  • 後援(予定):
  • 経済産業省/東京都/日本商工会議所/中小企業庁/日本貿易振興機構(JETRO)/財団法人JKA/日本放送協会/株式会社日本経済新聞社/ICSID/ICOGRADA

  • 特別協力:
  • 東京ミッドタウン

  • 参加見込:
  • 約1,200名(主参加者:グッドデザイン賞受賞者、審査委員をはじめとする関係者)

  • プログラム(予定):
  • 13:30  開場
    14:00  大賞選出
    大賞候補15件のプレゼンテーション
    受賞者・審査委員の投票による大賞選出
    16:00  表彰式
    大賞記者会見
    懇親会
    18:00  終了

※グッドデザイン賞表彰状は、16:00より順次、担当審査委員よりお渡しいたします。
※大賞選出は、インターネット上でストリーミング配信を行います。
※当日、東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5階)では、グッドデザイン賞受賞対象を中心とした「GOOD DESIGN EXHIBITION 2010」を開催していますので、併せてご覧下さい。

グッドデザイン大賞の選出

グッドデザイン大賞は、その年の全受賞対象の中から1件だけ選ばれる最高賞で、内閣総理大臣賞です。大賞は、デザインの今日的課題や将来に向けての展望を、広く社会に向けてアピールする「顔」となります。ベスト15が大賞候補となり、この中から大賞が選ばれます。
グッドデザイン大賞の選出は、審査委員と全受賞者による投票方式を採ります。候補15件のプレゼンテーションと展示をご覧いただいた後に投票を行ない、その結果「グッドデザイン大賞」が決定されます。

グッドデザイン賞は、応募された対象ごとに下記の審査理念に基づいて審査をおこない、総合的な見地から確定します。審査は一次審査(書類審査)、二次審査(現品審査)、特別賞審査、大賞選出の4つの段階で実施されます。グッドデザイン大賞の選出は一連のグッドデザイン賞審査の経緯を踏まえて実施されるものです。

グッドデザイン賞の審査理念

人間(HUMANITY)もの・ことづくりを導く創発力としてのデザイン
本質(HONESTY)現代社会に対する洞察力としてのデザイン
創造(INNOVATION)未来を切り開く構想力としてのデザイン
魅力(ESTHETICS)豊かな生活文化を想起させる想像力としてのデザイン
倫理(ETHICS)社会・環境をかたちづくる思考力としてのデザイン

2010年度グッドデザイン大賞の候補15件はこちらからご覧ください。

2010年度グッドデザイン賞 ベスト15

2010年度グッドデザイン大賞選出規則

この規則は、2010年度グッドデザイン大賞の選出にあたり必要とされる事項を定めたものです。

1)グッドデザイン大賞

グッドデザイン大賞は、その年の全てのグッドデザイン賞受賞対象の中から、グッドデザイン賞審査委員およびグッドデザイン賞受賞者の投票により唯一選ばれる内閣総理大臣賞です。この賞は、その年のデザインの傾向を象徴する役割を担っています。

2)グッドデザイン大賞の候補

グッドデザイン大賞の候補は、各特別賞を決定する「特別賞審査会」にて選出した「グッドデザイン賞ベスト15」の15件とします。
「ベスト15」は、グッドデザイン賞受賞結果発表日に、グッドデザイン賞受賞対象と併せて発表します。

3)グッドデザイン大賞選出の投票者

  • グッドデザイン大賞選出の投票者は、その年のグッドデザイン賞審査委員およびグッドデザイン賞の受賞者、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞者、グッドデザイン・フロンティアデザイン賞の受賞者とします。
  • 投票にあたっては、審査委員は1人あたり10票、受賞者は1受賞対象につき1票を持つものとします。
  • 審査委員は1人あたり10票を持ちますが、1つの候補に対してのみ票を投じることができます。
  • 投票は、選出会場に出席した投票者のみがおこなうものとし、不在者投票、また代理者による投票は認めません。
  • 審査委員は、自身がデザインまたはコンサルティングした候補には投票することができません。

4)グッドデザイン大賞選出の手順

グッドデザイン大賞の選出は、その年の表彰式・大賞選出の日に下記の手順でおこないます。

4-1.グッドデザイン大賞候補のプレゼンテーション
  • 大賞の候補者は、選出会場で投票者に対してプレゼンテーションを実施します。
  • プレゼンテーションの順番は、受賞番号順とします。
  • プレゼンテーション時間は、1件あたり4分以内とします。
  • プレゼンテーターは、原則として候補となったデザインに直接関与したデザイナーとしますが、候補企業が決めることとします。
  • 審査委員は、自身がデザインまたはコンサルティングした候補のプレゼンターになることはできません。
4-2.グッドデザイン大賞選出の投票
  • プレゼンテーション終了後、1回目の投票を公開でおこない、得票数が多い順に上位5位を決定します。
  • 1回目の投票結果の上位5位のみを対象とし、2回目の投票をおこないます。
  • 1回目の投票結果で、同一票数などにより5位以上が6件以上あった場合などは、審査委員長の判断によって2回目の投票対象を決定します。
  • 2回目の投票結果で1位と2位の得票差が100票未満の場合は、1位と2位のみで3回目の投票(決戦投票)をおこないます。
4-3.グッドデザイン大賞の決定
  • 2回目の投票結果で1位と2位の得票差が100票以上になった場合は、1位が大賞に決定します。
  • 3回目の投票を実施した場合、得票数が多いものが大賞に決定します。
  • 投票において判断を要する場面が生じた時は、審査委員長が決定します。
  • 大賞受賞者には、所定の手続きを経て内閣総理大臣名の賞状、ならびにトロフィーが贈られます。
  • 大賞決定の経緯は当会のウェブサイトなどで情報を公開します。