2009年度グッドデザイン賞 事業経緯
審査方針
2009年度のグッドデザイン賞は、昨年度から打ち出した「近未来の生活者の立場に基づく審査」という方向性を踏襲するとともに、その深化に向けて事業を立案・推進することを定めました。
グッドデザイン賞の審査理念
人間(HUMANITY) | もの・ことづくりへの創発力 |
本質(HONESTY) | 現代社会への洞察力 |
創造(INNOVATION) | 未来を切り開く構想力 |
魅力(ESTHETICS) | 豊かな生活文化への想像力 |
倫理(ETHICS) | 社会・環境への思考力 |
審査領域の見直し
昨年度から導入した生活の場面に則した領域分類を、より実情に適ったものとするため、「身体」「生活」「仕事」「社会」「ネットワーク」の5領域を設定しました。さらに、それぞれの領域ごとの審査統括を審査副委員長が担う体制を初めて導入しました。
「グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」の新設
「まだ実現されていないものごと」に対する評価軸をより明確にすることで、未来に向けた提案型のデザイン活動を支援するべく、新たに「
グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」(日本デザイン振興会会長賞)を設けて応募を受け付けました。
審査対象について
2009年度のグッドデザイン賞では2,952件の審査対象数を得ました。これは応募分に加えて、審査委員からの推薦対象と、昨年度から提携を結ぶタイ国「デザインエクセレンス賞」受賞作としてグッドデザイン賞へ特別応募された対象を含んだ総数です。
審査の実施
応募情報に基づく一次審査を6月に実施。それを通過した対象に関して、現品審査にあたる二次審査を8月に実施しました。二次審査を合格した対象がグッドデザイン賞受賞となります。
グッドデザインエキスポ2009の開催
グッドデザイン賞二次審査会の会場を一般公開して、8月27日から30日まで東京ビッグサイトでグッドデザインエキスポ2009を開催しました。会期中は審査対象の展示のほか企業や学校による出展、公開審査やデザイナーのプレゼンテーションなど多彩なプログラムを展開し、のべ43,000人もの来場者を数えました。
受賞発表
2009年度受賞発表として、 1,034件の受賞発表をおこない、記者発表会に加え、ウェブサイトでの紹介、東京ミッドタウン・デザインハブでの受賞展「
グッドデザイン・エキシビション2009」を同日より開始しました。
2009年度のおもな事業スケジュール
4月22日〜6月10日
: 応募受付期間
6月18日〜7月14日
: 一次審査期間
7月15日
: 一次審査結果通知
7月23日〜9月10日
: 二次審査期間
8月27日〜28日
: 二次審査会
8月28日〜30日
9月11日
: 二次審査結果通知
10月1日
: 受賞発表
11月6日
: グッドデザイン大賞選出、表彰式(於:東京ミッドタウン)
2010年1月
: グッドデザインアワード・イヤーブック発刊(予定)