2006年度グッドデザイン金賞
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受賞番号:06B02002

受賞対象名:

横浜市の一連の都市デザイン

受賞企業名:

横浜市

プロデューサ名:

(横浜市長)中田宏、高秀秀信、細郷道一、飛鳥田一雄

ディレクター名:

(横浜市都市デザイン室長)国吉直行、北沢猛、西脇敏夫、内藤惇之、岩崎駿介

 

 

概要

「他の都市とは異なる横浜独自の魅力ある都市空間の形成」を目標とし、次の7つの視点をもって、さまざまな街づくり事業の企画・調整、公共施設のデザイン調整などを行っている。(1)歩行活動を擁護し、安全で快適な歩行者空間を確保する。(2)地域の地形や植生などの自然的特徴を大切にする。(3)地域の歴史的、文化的資産を大切にする。(4)オープンスペースや緑を豊かにする。(5)海、川などの水辺空間を大切にする。(6)人々がふれあえる場、コミュニケーションの場を増やす。(7)形態的、視覚的美しさを求める。

 

 

デザイナーのコメント

横浜市の都市デザインは、自然的特徴や歴史的文化資産などの地域固有の資源を生かし、都市の個性と魅力をつくる取組を継続的・複合的に展開することにより、美しく暮らしやすい街づくりと、世界に誇れる横浜のアイデンティティ形成を目指している。1971年に初めて「都市デザイン担当」(現・都市デザイン室)を設置して以来、35年にわたり継続的に取り組んでいる。

 

 

審査委員のコメント

横浜市の都市デザインは、1971年の都市デザイン担当の設置以来、35年の長きに渡り、継続的、複合的に取り組んできたプロジェクトである。地域固有の自然的特徴や歴史的文化資産を活かしながら、公的施設と民間施設が同じ目標を共有し、協調的なデザインを形にすることは、言うまでもなく容易ではない。デザインの原則や開発目標を明確に確立し、企画、誘導、利害関係の調整を行ってきた成果が、今日ある横浜市の姿である。こうした長期間に及ぶ地道なデザインプロセスをまず高く評価するとともに、世界に誇れる横浜のアイデンティティを形成した事実についても、都市ブランディングの観点から敬意とともに顕彰したい。(副審査委員長 赤池 学)

 

 

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