2006年度グッドデザイン大賞
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受賞番号:06A08014

受賞対象名:

軽自動車[i(アイ)]

受賞企業名:

三菱自動車工業株式会社

プロデューサ名:

三菱自動車工業株式会社 経営企画・商品戦略・環境・管理統括部門 プロダクト・エグゼクティブ 福井紀王

ディレクター名:

三菱自動車工業株式会社 デザイン本部 本部長 仲西昭徳

デザイナー名:

三菱自動車工業株式会社 デザイン本部

 

概要

三菱自動車の新型軽自動車「i(アイ)」は、「リヤ・ミッドシップレイアウト(エンジンを車体後部の後輪車軸前に配置)」の新開発プラットフォームと軽量・小型の新開発アルミ製エンジンを採用した、新しい時代を切り拓く革新的なプレミアムスモールです。既存の軽自動車の課題であった、「デザインと居住性」、「居住性と衝突安全性」という二律背反するテーマを高次元で克服するため、「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用。これにより、軽自動車という限られたスペースにもかかわらず、「未来的で上質なスタイリング」、「軽快なハンドリングと快適な乗り心地」、「全方位からの優れた衝突安全性」という”3つの革新”を実現しました。

 

 

デザイナーのコメント

価格や利便性が重視される軽自動車において、それらに加えて高い付加価値を持った車を創りだす事をめざしました。経済性に優れて、環境負荷も少ない小さな車の可能性を広げる為に、「持つ喜び」を感じられる軽自動車を創ることを目標とし、新鮮な驚きと飽きの来ない味わいを持ったデザインを追及しました。

 

 

審査委員のコメント

三菱自動車が発表したプレミアムスモールカー。その明快なプロポーションとやわらかいフォルムは、ともすれば表面的な装飾性に頼っていた既存車種のイメージを打ち破り、新生三菱を強く印象づける、ブランドデザインとしても成功している。エンジンを後輪車軸前に配置した「リヤ・ミッドシップレイアウト」の採用により、軽自動車でありながら、高い居住性と全方位からの衝突安全性の両立を可能にし、ピラーやドアのオープニングラインのデザインからも、視認性や乗降性への深い配慮が伺われる。奇をてらう斬新さやかわいらしさではないが、それが逆に飽きの来ない「清貧さ」をも感じさせ、ロングセラー商品としての幅広い普及も期待できそうだ。(副審査委員長 赤池 学)

 

 

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