大口径マルチスライスCTスキャナー [ Aquilion LB TSX-201A ]
概要*人体の内部疾患を診断するため、架台内部に回転する1対のX線管球と検出器を持ち、螺旋状にデータを収集し断層像を描出する装置。 デザイナーのコメント操作者(医師・技師)と患者の双方に対して快適性を向上し、「人にやさしい装置」の実現を目指してきた。操作者に対しては、近接性や操作性を更に高め、患者に対してはマルチスライス機種と同等の性能でドーム開口径を拡大、開放感を飛躍的に高めた。また親近感ある丸い形のコンセプトを進化させ、明快で清潔感あるデザインで検査に対する心理的負担を軽減した。 審査委員のコメント大口径のマルチスライスCTスキャナが実現したことで、狭い口径の中に閉じ込められるような不安感や圧迫感を取り去ることに成功している。また、今までの口径では計れなかった部位の測定が可能になったことや、計測時間の短縮化も評価できる。シンプルで美しい造形に高い信頼感とこれからの医療空間のあり方を啓蒙するところを感じた。 [ コメントを記入する ]
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