2005年度グッドデザイン金賞

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エレクトリックコミューター [ EC-02 ]

受賞番号	05A07008
受賞企業名	ヤマハ発動機株式会社
プロデューサ名	ヤマハ発動機株式会社　EV事業推進部EV開発室　プロジェクトリーダー　寺田潤史
ディレクター名	松株式会社エルム・デザイン　代表取締役社長　前田哲司
デザイナー名	株式会社エルム・デザイン　竹野敦郎

概要

エレクトリックコミューターの幅広い世界を提案すべく「ミニマム・ファン・コミューター」を開発コンセプトとし、機能の向上と使用シーンの拡大を考慮したモデルです。「滑らかで楽しい走行性」「室内に置いても絵になるデザインと質感」「折り畳んでの保管・運搬」と電動だからこそ出来る楽しさを提案。独自の制御技術や動力性能を向上したモーター、弊社従来モデルに対しエネルギー密度を高めたバッテリーを投入しています。

デザイナーのコメント

次世代の動力源を備えたEV （電動車） ならではの「全く新しい移動のスタイル」と「新しいのりものの価値観」を、EV独自のデザインで追求した。その為にデザイン側から「コンセプト」「機能」「車体構造」「パッケージング」までトータルに提案。エコロジーなのは当然の事、独創的で先進感溢れるエモーショナルな「デザイン」と、そこから始まる新しい「ライフスタイル」を提案した。

審査委員のコメント

コンパクトサイズで高密度なスタイルが醸し出す雰囲気は、単に移動する為だけの機器というレベルを超え、マニアの所有欲をくすぐる精密な趣味の道具のようなイメージを感じさせる。キャッチーで個性的な５角形のメインフレームを中心に機能部品がバランスよく配置されたパッケージは印象的で、超小型でありながら、EVに特徴的なトルキーで小気味よい爽快な走りを予感させる。自由にグラフィックを替えられる５角形のカバーなど材質や色づかいも新しい表現として評価できる。機能面においても、１充電あたりの走行距離が大幅に延びている。エコ時代のモビリティを象徴する先進的な電動スクーターとして、EVの社会的存在感を大きく広げるものと期待できる。