●山梨県では、地域産業に対し総合的な知的価値(デザイン)を提供することのできる新しいタイプの知的産業づくりとその運用による産業活性化を目標として事業に取り組んでいます。●企業経営とモノづくりに関わる様々な専門家による異業種グループを組織し、活動に参加している製造業の商品開発をモデルケースにしながら、1)魅力的な商品・サービスの合理的な創出を可能にする開発手法、2)その手法を地域で恒常的に運用するための異業種連携型商品開発のビジネスシステム、3)そこから生み出される知的価値の資産性等を評価する手法、について同時並行的に研究しています。●現在、山梨の産業界において「デザイン」はあまり理解・活用されていない状況にあります。しかし今後、山梨の産業全体がもっと魅力的な生活提案を、もっと高品質なアウトプットをできるようになるためには「デザイン」が必ず中心的な役割を果たすはずです。●そのために、今、自治体が自らこうした取り組みを通して「デザイン」の機能・価値等をしっかりと定義し、デザインを中心としたビジネスの仕組みづくりを行なうことが必要であり、それが今後の波及効果につながっていくものと考えています。 |
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