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■デジタルスチルカメラ/EXILIM EX-S1,EX-S1PW,EX-S2,EX-M1,EX-M2 |
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受賞番号 |
02A03090 |
応募企業名 |
カシオ計算機株式会社 |
プロデューサ名 |
カシオ計算機株式会社 開発本部 |
ディレクター名 |
カシオ計算機株式会社 デザインセンター |
デザイナー名 |
カシオ計算機株式会社 デザインセンター |
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■概要
「身につけるデジタルカメラ」をコンセプトに、カシオ計算機の誇る高密度実装技術によって、世界最薄11.3mmを実現した高性能液晶モニタ付デジタルカメラ。ステンレス製のケースと細部の質感にとことんこだわったディテールによる高級感溢れるボディは、ただ小さいだけでなく、カメラに必要な高級感、高機能感を合わせ持ち、小さな本物として完成度の高い製品に仕上がっています。 |
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■デザイナーの思い・主張
持つことにストレスを感じさせないサイズの実現によって、新たなデジタルカメラの文化を創造することを目標としてデザイン開発を行いました。金属の塊から切り出したような、ソリッドでクリーンなデザインは、身につけること自体に喜びを感じる、高級なアクセサリーのような質感に仕上げました。持つこと自体がファッションになる・・・そんな思いをこめてデザインをまとめました。 |
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■大賞選出に向け特に評価を求めたいポイント
先端技術の飛躍的な進歩により、写真撮影という文化そのものが新しい時代へ向かって動き始めています。ふと気づいた瞬間をストレスなく切り取れる・・・そんな次世代の情報ツールとして、デジタルカメラも新たな役割を求められています。銀塩カメラからの置き換えではなく、デジタルカメラ本来のあるべき姿を追求したEXILIMシリーズは、デジタルカメラ文化の新しいスタンダードとして、歴史に残る製品になりうると自負しております。 |
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■審査委員のコメント
厚さ11.3mmのカードサイズ・デジタルカメラ。小型化・薄型化という方向性は、まさに日本が得意とする分野であり、CASIOの技術力とデザインに対する取り組みを気持ちの良いほど、はっきりと見せてくれる製品である。このサイズを実現するために、光学系とCCDを一体化する技術を新たに開発。さらにはCPUやSDRAMなどをモジュール化し、基板面積を70%も削減するなどの技術的先進性を見ることができる。また特筆すべきは、その操作性である。カードサイズでありながら、ユーザビリティを全く損なっていない。高剛性なステンレスケースの採用とあいまって、デザインがこの製品の存在に、極めて優れた働きをしたものとして評価できよう。(戸谷 毅史 審査委員) |
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