2009年度グッドデザイン金賞
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09C01019
主軸モータ

受賞番号:09C01019

受賞対象名:

主軸モータ[SJ-Dシリーズ]

受賞企業名:

三菱電機株式会社

プロデューサ名:

三菱電機株式会社 名古屋製作所 サーボモータ製造部 部長 川島 和之

ディレクター名:

三菱電機株式会社 デザイン研究所 情報システムデザイン部 グループマネージャー 樋口 直人

デザイナー名:

三菱電機株式会社 デザイン研究所 情報システムデザイン部 三宅 高徳、中平 尚志

 

概要

主軸モータは、マシニングセンタや旋盤等の工作機械に搭載され、切削刃物や加工物を回転させるモータで、枠付主軸モータとビルトイン主軸モータの2種類の製品群に大きく分類される。SJ-Dシリーズは枠付主軸モータで、枠付主軸モータは主に普及価格帯の工作機械に搭載される。工作機械普及機はアジア地域を中心に需要が増加しているが、工業先進国と同様に省エネルギー、省資源、高信頼性といった面での要求が年々高まっており、本シリーズは高精度の解析技術を駆使した電気、構造設計等により、当社従来機種比で大幅に性能を高め、その要求に対応した。(達成目標参照)

 

デザイナーのコメント

三菱電機では、15年先を見据えた産業機器デザインの標準化活動を推進しており、造形(本質を表す一貫性)、色彩(FA機器標準色の適用)、インタフェース(操作性の統一)、ブランドロゴの4つの項目でデザインガイドラインを作成し、製品適用を進めている。本製品はその先駆けとなる製品の一つであり、一過性のデザインではなく、今後の三菱らしさを受け継ぐべき製品として周到に計画し、信念を持って送り出す。

 

審査委員のコメント

民生品と異なり、産業分野の機器は流行に左右されてはならない。主役は働く人であり、使い易さの提供と安全の確保が最優先となる。
産業の下支えの象徴でもあるこの主軸モータは、アルミボディによって放熱性を高め、大幅な軽量化とコンパクト化が実現した。大胆な面取りと黒のつや消し塗装が頼もしさを表現している。気を衒わず華飾を排し、凛とした揺るぎなさを感じさせる外観は産業機器デザインの手本と言える。審査員一同から満票の評価を得た。

 
※ より詳しい情報は[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。
 
 
 
 
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