2008年度グッドデザイン金賞
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08C16036
PLAYSTATION(R)3のFolding@home(TM)プロジェクト協力

受賞番号:08C16036

受賞対象名:

PLAYSTATION(R)3のFolding@home(TM)プロジェクト協力

受賞企業名:

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

プロデューサ名:

エグゼクティブ・バイス・プレジデント(テクノロジープラットフォーム担当) 兼 CTO 兼 戦略企画部 部長 茶谷 公之

ディレクター名:

コーポレートデザインセンター 部長 和田 祐子

デザイナー名:

コーポレートデザインセンター チーフ 中山 隆司、藤井 高広/コーポレートデザインセンター 課長 平松 修治

 

概要

2000年10月より開始した米国スタンフォード大学のFolding@home(TM) プロジェクトは、全世界から100万以上のCPUが参加している分散コンピューティングネットワークを利用することで、タンパク質の折りたたみ構造を研究し、関連する疾病の治療に役立てることを目標にしている。SCEは、世界中に広がるPLAYSTATION(R)NetworkとPLAYSTATION(R)3のもつCell Broadband Engine(TM)のパワーを用いてプロジェクトを支援している。また、ビジュアルによりユーザーの関心を最大限に引き出すことで、プロジェクトへの参加促進を目指した。

 

 

デザイナーのコメント

社会貢献をエンタテインメントという観点から、ユーザーに如何に興味を持ってもらい、また参加してもらうことに最大限注力した。ユーザーが貢献している状況をありのままにビジュアライズしたことが、予想を上回るユーザーの協力に一体感を生むという新しい可能性に気づかされた。

 

 

審査委員のコメント

病気の解明のためのタンパク質の解析という、ソーシャルな課題に対してのソリューションデザインというスタンスがこれからのデザイン領域の進むべき方向性を示唆している。これらの試みは、巻き込む人をどうモチベートするかが成功のポイントであるが、その点でプロジェクトに参加しているということを地球規模で可視化させたアイデアがうまく機能している。(永井一史)

 

 

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※ より詳しい情報は[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。

 

 
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