2008年度グッドデザイン大賞
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08C12006
乗用車

受賞番号:08C12006

受賞対象名:

乗用車[iQ(アイキュー)]

受賞企業名:

トヨタ自動車株式会社

プロデューサ名:

トヨタ自動車株式会社

ディレクター名:

トヨタ自動車株式会社 常務役員 平井和平

デザイナー名:

トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 トヨタデザイン部

 

概要

環境・エネルギー問題に向け真摯に開発した“マイクロプレミアム”カー。全長2,985mmのコンパクトなボディに4人乗車可能な超高効率パッケージを実現するとともに、サイズを感じさせない独自のデザインにより存在感と上質感を創出。また優れた環境性能と走行性能を両立する1.0Lエンジンを搭載し、同排気量トップレベルの低燃費を実現したほか、JC08モード走行燃費21.0km/L(10・15モード23.0km/L)を達成。低中速ではキビキビと高速では安定した運動性能を発揮、さらには最小回転半径は世界最小レベル3.9mを実現。9個のエアバッグやS-VSCを全車に標準装備するなど、高い安全性能を兼ね備えている。

 

 

デザイナーのコメント

小型高性能という日本人が強みとする先端技術をベースに、環境問題に応えるクルマの実現にあたり、新しい時代の到来を感じさせる先進感と、誇張表現に頼らない新しいプレミアム感を追究。“マイクロプレミアム”カーという新ジャンルを確立しコンパクトカーデザインのパラダイムシフトのトリガーになることを願い、画期的なパッケージを基に独自のプロポーションを生み出し、大胆、かつ、アイコニックなデザインに仕上げた。

 

 

審査委員のコメント

多くの世界初を持つ究極のリミット設計は驚くべきである。イノベーション的技術による開発ではなく、従来のテクノロジーの高密度設計により、軽自動車とは異なる新しい超小型4人乗りプレミアムカーという、概念を超えた完成度の高いダウンサイジングの可能性を生み出した。乗り心地、安全性は、今後世界の小型車に新風を吹き込むことは間違いない。車輛が満ち溢れている都市交通のあり方に新しい概念を生むだろう。(山村真一)

 

 

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※ より詳しい情報は[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。

 

 
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