受賞番号:06A01045 受賞対象名: 電動カート[モンパル ML200] 受賞企業名: 本田技研工業株式会社 ディレクター名: 株式会社本田技術研究所 汎用開発センター 開発室第一ブロック 瀧澤敏明 主任研究員 デザイナー名: 株式会社本田技術研究所 汎用開発センター 開発室第一ブロック 山岸政彦 研究員 |
車体幅を自転車並みの595mmとした「スマート・パッケージ」を基本に、先進安全研究車「Honda ASV-3被視認性向上技術 ※LONGデザイン」を採用するなど、Honda独自の技術により“安心して乗れる”“快適に乗れる”“おしゃれに乗れる”を徹底的に追求した電動カート。※Longitudinal Oriented Normative temporal Gap compensateの略。光源が車体中心部にある場合、車のドライバーや歩行者が電動カートとの距離感をつかみにくいケースが多いため、車体の低い位置にランプや反射機等を配することで被視認性を向上。
従来の「電動カート」という枠にとらわれない、アクティブなシニアのお客様に向けた、「Hondaらしい新しいモビリティー」を目指しました。コンセプトは「QUALITY LIFE-お年寄りの質の高い生活を支える、安心、快適、おしゃれな新しい乗り物」ご自分の足で歩くような感覚で、街の風景や季節を感じながら楽しんで乗っていただきたいと思います。
ともすれば、機能優先でデザインが軽視されてきた福祉カート、シニアモビリティの野で、ようやくデザインクオリティとセンスウエアを語れる商品が登場してきた。ポイントは、「Hondaらしい新しいモビリティ」という開発コンセプトを裏切ることなく、Honda車のファミリーラインナップとしても充分に耐えられるスマートなパッケージングに成功していることだ。自転車並みの車体幅のボディ、低重心で安定感のあるリヤフェンダ、愛着のわくフロントフェイス、車輪やインジケーターの視認性を高めたバリアフリーへの配慮など、アクティブシニア向けの電動カートに留まらず、新しいコミュニティカートとしてのユニバーサルな普及も期待できそうだ。(副審査委員長 赤池 学)
※ より詳しい情報を[グッドデザイン ファインダー]でご覧いただけます。
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