金沢21世紀美術館 [ 石川県金沢市広坂1-2-1 ]
概要金沢市内の中心部に建つ美術館。交流ゾーンと美術館ゾーンを合わせ持つ。どこからでもアクセスできる敷地条件を活かし、表裏のない円形の建物としている。外周部のシアターやライブラリーといった交流ゾーンは、チケットを持たない人でも気軽に館内を一周することが出来る。中心部の美術館ゾーンには、様々な大きさの19の展示室が空間を保ちながら配置されている。それにより、順路規定しない回遊性のある展示空間となっている。 デザイナーのコメントこの建物にはエントランスが4つあり、誰でも気軽に立ち寄ることが出来る。交流ゾーンと美術館ゾーンは透明なアクリル扉で視覚的につながれ、扉を開ければ空間的にもつながる。どこにでも作品を展示することが出来るので、全体がひとつの大きな展示空間にもなる。また、端から端まで見通せる廊下と光庭によって、自然光と外の景色が内部へ取り込まれ、この美術館は「誰でも気軽に立ち寄れる、明るく開放的な美術館」となっている。 審査委員のコメント芸術の表現の場である美術館の建築として、その存在、作品の扱い方、演出について全く新しいコンセプトで考えられた美術館。内部と外部という建築の概念を覆す画期的なプランニングを示唆している。 [ コメントを記入する ]
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