Good Design Award 2003
グッドデザイン大賞候補

乗用車/プリウス/ZA-NHW20-AHEEB ZA-NHW20-AHEGB
受賞番号 03A07012
応募企業名 トヨタ自動車株式会社
プロデューサ名 トヨタ自動車株式会社/株式会社 テクノアートリサーチ
デザイナー名 トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 第1トヨタデザイン部/株式会社 テクノアートリサーチ
概要
新型プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車として発売した初代プリウスを一新。更に進化させた高性能な新世代ハイブリッドシステムにより世界最高レベルとなる低燃費、低エミッションを追求するとともに、走りの魅力を高めている。ユニバーサルデザインを念頭に先進の電子制御技術を導入した新しい運転操作系の採用や、新しい乗用車のかたちを目指したパッケージとデザインなどにより、時代をリードするハイブリッド乗用車を提示している
大賞選出に向け特に評価を求めたいポイント
人間の夢を叶え進化発達してきたクルマにおける環境問題を考える時、単にエコ=優しさ、質素でなく、車本来の魅力を併せ持つ新たなエココンセプトが求められている。新型プリウスでは、エコとパワーを両立させた新世代ハイブリッドシステムを柱に、ハイテクノロジーを先進意匠に昇華させたフューチャリスティックな内外デザインを追求。単なる先進性のみならず、機能、実用性と質感面でのソフィスティケートした表現に拘り、先進性「鮮度」と品質感「練度」を高次元で両立させた、理性と感性の両面にアピールするデザインを具現化した。
審査委員のコメント平野哲行審査委員
車とキーとが双方向に通信するシステムや、世界初の試みである自動駐車システム「インテリジェントパーキングアシスト」、電気モーターで走行する「EVドライブモード」で周囲に配慮した静かな走行を確保するなどの、革新的なマン・マシンインターフェイスが素晴らしい。また、運転の一連の動作を人間工学的に分析した結果が、メーター関係や操作系のデザインに反映されたことで、実験車的なイメージから脱却し、環境への配慮、美しさ、操作性、走りの全てにおいて妥協しない、技術とデザインが融合した時代をリードする車が確立された。
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