Good Design Award 2003
グッドデザイン大賞候補

コードレスクリーナー/ Electrolux by TOSHIBA/ECL-ES1(L)(R)、ES2(K)、ES3(G)
受賞番号 03A05053
応募企業名 株式会社東芝
プロデューサ名 株式会社東芝 家電機器社 HAクリエーション部 部長 伊藤信雄
ディレクター名 株式会社東芝 家電機器社 HAクリエーション部 プロダクトプロデュース担当 参事 若佐真理
デザイナー名 株式会社東芝 デザインセンター デザイン第3担当 主務 山内敏行
概要
一人暮らし等の若年層や一般家庭でのセカンドクリーナー用途をターゲットとするサイクロン方式の持ち運びのしやすい小型軽量のコードレスクリーナー。ポータブルな本体はもとより、豊富なアタッチメントによっても、従来では手の届きにくい高い所やスキ間、あるいは車の室内等、幅広く活用できる。
デザイナーのコメント
普段クリーナーは、見えない場所に収納されており、一寸した掃除が必要な時、わざわざ出す煩わしさがあった。そこでクリーナーらしくないデザインにすることで、インテリアに置ける道具として位置づけ、常に部屋にだし、直ぐに掃除できる商品を考えた。又、ファッション性の高いデザインが、掃除を楽しくさせるとも考えた。その他、パネルデザインのバリエーションを持たせることで、多様化するユーザーの嗜好を考慮した。
大賞選出に向け特に評価を求めたいポイント
このコードレスクリーナー・エスカルゴは、バッグスタイルのクリーナーを初期の開発イメージとし、縦形のサイクロン方式を採用しました。他に例を見ないスタイルを、いかに魅力あるものにするかは、まさに「デザインの力」が問われる仕事でありました。 インテリアのアクセントになり、掃除が楽しくなるようなデザインをコンセプトに商品開発をすすめ、アパレル系メーカーと肩掛けベルトの共同開発も行いました。 今回、大賞候補に推薦されたということで、その「デザインの力」がさらに評価されることを期待します。
審査委員のコメント高尾茂行審査委員
製品外観が毎年変化しても、ライフスタイルに変化をもたらす新しい生活家電は数少ない。東芝社は、2001年よりElectrolux社ブランドでニューベーシック「リアルモダン」をコンセプトに商品展開を行ってきた。この対象は、極めて小さな 直径20cmの中に充電式サイクロンクリーナーユニットを納めた機能的デザイン性だけでなくデザイナー独自のコンセプト力が製品に具現化されている。この製品との出会いで新しい「掃除のシーン」「置き場所」「フレンドリーな形と大きさ」などが素直に伝わってくる。デザイン力で日本社会の生活文化に変化を与える新しい答え方=Solutionが表現できている点を評価したい。
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