Good Design Presentation 2003
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Maessage from Chairman if Jury
審査委員長あいさつ
グッドデザイン・プレゼンテーションにようこそ!

今、貿易立国としてのわが国は、国内外的に、政治的、経済的、そして日常生活的にも厳しい状況にあると考えられます。
しかし、私たちは希望をもって生きていきたいと思っています。また、日本という小さな共同体の中だけではなく、もっと地球的な規模で、「よりよい地球環境、その国際的な調和と秩序づくりに貢献」していきたいと願っているはずです。そうした未来を希求する姿勢や態度としての表現手法の一つであり、同時に、今日より明日をより理想的な日々にしていく、唯一の具体的な手段がデザインという手法とその理念です。この会場には、今という時代があり、これからの時代の予感があります。つまり、今という時代の希望を確実に感じてもらえることでしょう。

グッドデザイン賞の69名の審査委員はこの会場に展示してある、商品デザイン、建築・環境デザイン、コミュニケーションデザイン、さらに、研究やビジネスモデルや社会的なムーブメントなどを含む新領域デザインから、まず、プロフェッショナルとして、さらに、ユーザーである立場という複眼をもって、それぞれの見識と良識で、「これがグッドデザインとして認証できる」営為を見つけだそうとしています。そうして認められた、良いデザイン、優れたデザイン、未来を拓いてくれるデザイン、こうしたデザインが「グッドデザイン」と断言できる、現在私たちが共有している時代が創出したデザインなのです。

審査委員長として、この場で確認していただきたいことを伝えます。
私たちにとって、本当に「美しい物事」が、私たちをどれほど豊かにしてくれるのか、ということです。この会場に集められているデザインの成果は、私たちの夢や希望、そして期待を、デザインによって提示しようとする理想の具体化なのです。

もう一度、私たち自身が、果たして、こうしたデザインによって、私たちの働きがい、生きがい、そして癒される日々が手にはいるのかどうかを確かめていただきたいと思います。ここは、その確認とともに、もう一度、自分自身の理想を見つめ直すきっかけの場でもあると主張しておきたいと思います。この場に展示されているデザインは、あなた自身のこれまで、さらにこれからを自分に問い直してみる大きなチャンスになってほしいと願っています。それは、デザインによって、さらにその成果がグッドであるということが、「美しい存在」として、自分が受け止めることができるかどうかということにつながっていると思うからです。

私は、グッドデザインとして、69名の見識と良識、さらに美意識によって選別し、きわめて客観的に認証したグッドデザイン賞の成果は、真に豊かで、思いやりのある私たちの日常環境を創ってくれるものだと確信しています。ここから、現実の日常生活を支えてくれることが起こってくると考えます。グッドデザインは、「希望」をなんとしても素直に、率直に、正直に、社会化させる実業の成果であるだけではなく、社会的な振興運動でもあるからです。

この場にあるデザイン成果を十分に、自分自身の美意識と良識、見識に取り入れていただくことを心より祈念します。豊かな一時を楽しんでください。 Design A Dream!
川崎 和男
2003年度グッドデザイン賞
審査委員長
川崎 和男  プロフィール
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